目指すは国道408号線

（CX1）

朝は空気の温度が低いので立ち上った水分が霧や霞になる。
それが墨絵のようですごく美しい。

トンネルを抜ける。
それにしてもトンネルを自転車で通るのは生きた心地がしない。
遠くの方から「ごあー」とか「ぐわー」って自動車の音が迫ってくるんだ。
そして「私のことちゃんと見えてるよね？」自問自答しながら前に進む。

そのうち横を「ぶわぁーーん」って通り過ぎていく。
「よかった気が付いてたみたいだ。」

408号線を目指して次は走る。
別に408号線を走るわけではない。
交差するだけだ。

だけどそこからが榛名山の上りの始まりなんだ。
ここまで来るだけでも峠を3つばかり越えなければならない。

国道を離れてしばらく登ると今度の目標のハルナ温泉の看板が見えてきた。

うぐいす街道を登ります。