2015年2月1日日曜日

1/17 最後のキツさは筆舌に尽くしがたい

(CX5)

さてさて、山頂がまじかに迫ってきた。

私はと言うとへろへろのへなちょこなのである。


雲も多く見晴らしも良くないので、行くしかない。

別に帰りが多少遅くなってもいいやと開き直りの精神でもある。

足が前に出ない。

一歩前に足を出すと少し沈む、そして体力をかけると更に沈む。

体重じゃなくて体力で進まねばならない。
体重が掛けられるほど、膝の角度が緩くない。

雪に足を押し込むのは自力なんだ。

だから斜度が無くてもきつい。


そして第二の急登に来る。

何度も滑り落ちながら、アイゼンかトレッキングポールを持ってこなかった事を悔やむ。

単純に忘れたんだけどね。



なんとか山頂まであと少し。

だけど容赦ないよね冬山は。

最後に私の背丈より高い雪庇に阻まれる。
「うーん」どうしたものかなあ。

暫し疲れ切って回らない頭で考える。

「あっ」左から回り込めば登らないで済むって気が付く。
なんだか疲れて状況が呑み込めていない。


とにかく山頂には着きましたよ。

なんとかね。

そして残念なことに霧氷は無しね。


それからそれから、尾根筋をラッセルして軽井沢方面が見える場所を目指す。

H氏は気が進まなさそうだったけどね。

少し休んだのでラッセルもちょっと余裕かな?

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