2016年5月8日日曜日

4/16 白毛門から朝日岳で、国道291で戻る 終わり


いやいや積雪の谷川岳は半端ない。

甘く見ていたよ。


国道291だけど雪に埋もれて道なんてもんじゃない。

ただの斜面だしあちこち雪崩れている。

雪崩ている方が滑落の危険性が無くなる。


写真に残っている場所は安全な所だ。

危険な所は写真なんて撮っている暇も余裕もない。

トラバースしていて右の斜面に手が付ける。


ワンミスで滑落だ。

実際に私は3回ほど滑落した。

一番危なかったのは数メータ滑落して木の枝をつかんで止まった時だ。

枝を掴めなかったら100m単位で滑って落ちただろう。


だんだん暗くなってくる。

当然だ、足場を作ってから前に進んでいるから時速1㎞に満たない。


まだまだ遠いのについに日が落ちる。


写真はここで終わりだ。

この後更に国道291を行く。
厳しさは相変わらずである。

そして道をロストする。






遭難しなかったのは頑なにルートを守ったからで途中沢に下っていたらここにはいなかったかもしれない。

強行突破で下山したのは翌日が雨だという予報だったからでもある。
雨の中下山とかどうなるか分かったものではない。

それから気温が氷点下まで下がらなかったのも良かった。
暖かかったんだ。

基本は登山道を守る、迷ったときは、臨機応変に索道する。
集中力を切らさない、落ちない、怪我しない、死なない。



ログが切れているのはロガーの電源が落ちたからだ。

初期性能で16時間なので電池の性能が落ちているみたいだ。


朝の5時ごろ帰宅する。

朝食を摂って暫し仮眠、その後砦の湯へと向かう。

この汚い脚は打ち身と擦り傷の跡だ。
左のすねはこの後凄く腫れる。

右の膝は多少痛いが左足ほどではない。
左は体重をかけると涙がちょちょぎれる。

小指の爪もダメだな。
何度目だろう紫色になって暫くすると取れる。
右足の親指の爪は半月の所にうっ血の筋が出来ている。
親指も取れてしまうかもしれない。

上半身はそれほどダメージが無い。
握力が筋肉痛で少し落ちている?

それにしても20時間も活動し続ける事が出来るもんだね人間。
最初は体調不良で怪しかったが後半持ち直すし。

かえって体調がよくなった気がするし。
まあ二度とこんな事にならないよう計画は慎重にします。

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